昭和二十三年十月十八日 御講話(10) 光録(補)

 〔 質問者 〕自殺とか帝銀事件のごとく殺されたりする場合、その人の守護霊はどの程度に守護するのでしょうか。

 正守護神は災いを防ぐがその人に曇りが多いとそれが判らない。ところが副守護神のほうはもうこんな肉体から出たいと思うと殺させます。いっぽう本守護神は神だからどこまでも救おうとなさるが、その人に曇りが多いときは霊界で修行させるため死ぬようにすることもあります。助けるのは正守護神だけです。だから助け方にも、肉体を保って助けることもあり、肉体をなくして霊界で助けることもあります。帝銀事件でも守護神は大いに助けようとするが、いまの人々は信仰心がないから霊が曇り放題曇っているので気がつかない。正守護神が怒鳴っても聞こえず、見せても盲で見えないというわけです。平沢なんかは特に邪霊が憑いて凶行をやらせたというより、頭が副霊だけになってしまったのです。狐でしょうね。平沢の懺悔録に普賢菩薩が現われたとあるが、これは普賢菩薩と平沢家となにか縁があるのでしょう。普賢菩薩は象に乗り、文珠菩薩は獅子に乗ってます。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年10月18日