昭和二十三年十月八日 御講話(6) 光録(補)

 〔 質問者 〕既成宗教の信者がお道に入った場合、なにかといままでの信仰が障りになりますがいかにいたしたらよろしいでしょうか。

 これはうっちゃっておけばいいのです。ちょうど染め物みたいなものでよく染まると色抜きに手間がかかるようなものです。やはり宗教は想念、魂の問題だから改めるのにはそうとうの時間が必要なんですよ。まあ他人の色抜きの心配よりご自分の色抜き……反省の必要があるんですよ。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年10月08日