昭和二十三年九月二十八日 御講話(8) 光録(補)

 〔 質問者 〕イスラム教の霊統とその唯一神アラーについて……

 イスラムはマホメット教のことでインドではイスラム教という。イスラエルのことで根本はキリスト教と一つです。アラーは最高神でキリスト教ならエホバ、日本では天之御中主大神になる。……神は土地によって神格を落とすことがあります。アラーはアラビア地方で称える名だが、あの辺は文化が低いから低い神格で救いをされたと言える。

 〔 質問者 〕片手にコーラン、片手に剣を持ったことは……

 いままでは時機でなかったので神様も充分な力を発揮できなかった。夜の世界では月の光だけだから、そこでしかたなく剣をとって神の名のもとに四方を征服したのです。

 〔 質問者 〕神が格を落とされたため邪神に乗ぜられたというふうに考えることは……

 ええそう考えてもよい。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年09月28日