昭和二十三年九月二十八日 御講話(16) 光録(補)

 〔 質問者 〕「印相」ということを申しますが、印鑑の相は運命に関係ありましょうか。

 ありますよ。墓相もそうですが、印鑑でもそうとう関係があります。印はその人の信用、取引の約束など人間の生活上の働きのある部分を代表するものですから、その字や形が運命に影響するのは当然です。人間の働きの霊界方面は非常に微妙です。……ところが相のことでも信仰に入ると違ってくる。おもしろいのは人相見などに見てもらっても、信仰に入ると結果が逆になる。私も「赤龍子」に見てもらったことがあるが、反対にするとよく当たったのです。これはいままでの「相」が体的にばかり研究されたためです。姓名判断なんかもそうです。信仰に入ると体的ではなく霊的に支配されるから反対に当たるわけです。よく引っ越しの方位を気にする人がありますが、これはありません。婚礼の吉日はあります。数というのはなかなか神秘ですから。結婚は陰陽結ぶんだから、結ぶ日七、十、十一はごく
いい、二十一は「二人が結んで始まる」という意味で非常によい。始めるときは八がよく五は「いづ」で出ることでいいです。伊豆は「いづ」で伊豆半島は重要です。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年09月28日