昭和二十三年九月八日 御講話(8) 光録(補)

 〔 質問者 〕大本の『霊界物語』に「国常立尊はヨハネ也」とありますが……

 国常立尊がヨハネではなくヨハネの働きをするのです。「靴の紐を解くにも値せず」と言ってキリストもヨハネも謙遜し合っている。ヨハネは霊的には火でキリストは水です。

 〔 質問者 〕ヨハネが水の洗礼をいたしましたのはなぜでしょうか。

 ヨハネもキリストも水ですが霊的には火です。言霊ではヨは横、水で、ハは火、ネは根本、だいたいは水で水の中の火です。……『聖書』は旧新約ともに本当のことは書かれてない。ある程度までは本当だがその先はまだ発表の時ではない。

 仏教でもそうですが、遠慮なく仏教を批判したら問題にならない。旧約のモーゼも偉いが逃げるとき海を干して渡ったとあるのなんか嘘です。

 〔 質問者 〕キリストは本当は日本へ逃げて来たとの説もありますが。

 ええ青森のほうへ逃げて来たというのですが一学者が唱えただけです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年09月08日