昭和二十三年九月八日 御講話(5) 光録(補)

〔 質問者 〕山形の一地方では胡瓜、茄子などを栽培すると不幸が起るのですが……

 そんなことはない。 まあぜんぜんでたらめではないが、これからは大丈夫です。 霊界が昼になると違ってくる。……肥料をやると駄目になるのもそのためです。そこに気がつかないから相変わらず肥料をやっているのです。

 〔 質問者 〕やはり最初は減収でしょうか。

 種子や土も肥料を食っているから二、三年駄目です。最初の年は収穫が三分の二、次の年は三分の一、次も三分の一、次あたりからよくなる。無肥料でやると米なんか重いのです。一俵で二、三升は重くピカピカ光っています。そして炊いてもコワメシのようです。……一番いけないのは硫安とか窒素とかの化学肥料が米から人間の体内に入る、これがどれくらい人体に害を与えているか判らないのです。野菜もそうです。家庭菜園で素人がクソなんかまくが、かえって結果が悪い。肥料をやると花落ちがし実にならず、また虫がつきやすい。私のところの枝豆は虫のつくのなんか一粒もない。軟らかくて香りがよくうまいですよ。倍くらいできますよ。鎌倉の私の親戚のが胡瓜を無肥料でやったところ一本から百いくつとでき、食べられなくて困ったそうです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年09月08日