昭和二十三年八月八日 御講話(9) 光録(補)

 〔 質問者 〕肺結核患者を御浄めしても治らぬ人の多いのは私の「御力」がまだ弱いからであり、よく治らぬ間は私の信仰心が薄いと判断してもよろしいでしょうか。

【 明主様 】結核患者はともかく薬毒が多い。ところで医学のほうは固める方法ですが、こちらは溶かすのであってそこにたいへんな違いがある。従って医学のほうで治してもしばらくすると浄化を起して再発する。御浄めのほうは溶かして出すんだからやってるうちに咳や痰が出る。で衰弱を増すことになる。これが非常に難しいのです。一番いい方法は、ごく徐々にすることです。一週一回か二回するくらいがよい。ところが早く治そうとしてよけいすると早く溶けすぎて、その結果食欲が減り病気がよくなっても、体がまいってしまうことが多い。またごく衰弱したのは引きうけないことです。それほど衰弱していない病人なら御浄めはあまりしないで、信仰に重点をおいて信仰に入るようにすることです。ただしこれは肺病の場合だけであって、他の病気はそうではない。肺病以外の病気はできるだけ御浄めしたほうがよい。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、19480808、岡田茂吉全集講話篇第一巻p462」 昭和23年08月08日