〔 質問者 〕祝詞と善言讃詞とを奏上する時間的区別はございましょうか。
別に時間的区別はない。神は朝、仏は夜で日本は朝の国です。朝廷とは、政治の相談を朝したことから出た言葉です。画でも日本画は朝日を画くが、西洋画では夕日が主です。
〔 質問者 〕昼間遠方から到着した場合にはどちらをお上げいたしましょうか。
その場合はそれほどていねいにしなくてもよろしい。
〔 質問者 〕天数歌はいかにお唱えすべきでしょうか。
祝詞のあとで言えばよい。その場合病人は合掌したらよい。ふつうは祝詞だけでよいが、天数歌を唱えればいっそう強くなり効が出る。……それから霊は御讃歌を非常に喜ぶのです。重病人や霊的の病人の場合にも御讃歌を上げたらよろしい。御軸に対しては御讃歌は朝夕でよく、病人には適当な歌を選んで必要のときに上げればよい。
「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p461」 昭和23年08月08日