昭和二十三年八月八日 御講話(4) 光録(補)

 〔 質問者 〕近ごろだいぶ流行しております日本脳炎の原因はなんでございましょうか。

 日本脳炎はなんでもないのです。蚊が媒介するなんてでたらめです。夏炎天下に頭をさらすからです。まあこれも今月いっぱいですね。世間では濾過性の黴菌というが、黴菌なんかない。濾過性というのは黴菌のないことです。だいたい毒素が後頭部に集まり、それが小脳に入るので眠くなる。小脳に入らぬときは脊椎脳炎でこれのほうが治りが悪い。日本脳炎のときは三〇分ごとに一日一〇回でも一五回でもやったほうがよい。しばらくすると目と鼻から血膿が出る。早くて三日まあ四、五日で治ります。ちょっとでも御浄めして目脂や鼻汁が出ればもう恢復期です。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p458」 昭和23年08月08日