昭和二十三年八月八日 御講話(11) 光録(補)

 〔 質問者 〕長崎五島のほうでは「二十三夜様」と称して千手観音様によく似た御姿の神を祀りますが、これはなんの神でしょうか。

 これは月読尊です。月読経という宗教もあります。勿論、光明如来様をお祀りすれば、もうそれは祀る必要はない。二十三夜とは月のことです。月の照ったときは月読尊、まったく暗闇のときは素盞嗚尊のお働きです。月読とは月が夜を見ることであり月のいい面の働きです。素盞嗚尊は闇の働きです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p464」 昭和23年08月08日