昭和二十三年七月二十八日 御講話(5) 光録(補)

〔 質問者 〕ある家の子供、急に食事が食べられなくなり一〇日間水ばかり飲んでおりましたが、いろいろ訊ねましたら、神様を戸棚へ入れ汚れたものを上にのせていたためで、さっそくお詫びしましたところたちまち食欲が出て元気になりました。
 霊的な病人などはすっかり治ってから講習をいただいたほうがよろしいでしょうか。

 ええ治ってからが本当です。しかし神経衰弱などのごとき元気のない人は受けたほうがよい。

 〔 質問者 〕お道に入るのは結構なことだから入んなさいと言ってすすめることはいかがでしょうか。

 厳格にして道に入れようとするのはいけない。門構えは小さくして入りやすいようにしてやるのがよろしい。また講習のため教導所に坐っている日数はそのときに応じてすればよい。最初からやかましいことを言ってはいけない。
……治ってから受講したほうがいいというのはね、もし万一のことがあると「あの人は講習まで受けたのに駄目だった」ということもあり、また治ってからのほうが本当にありがたいという気持ちになってからいただく、これが本当なんです。

 治りきる前でも患者が希望した場合は講習してよろしい。事情により融通をきかせればよい。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年07月28日