昭和二十三年七月二十八日 御講話(13) 光録(補)

  〔 質問者 〕若い女性の御弟子もだいぶお道に入らせていただいておりますが、一般に婚期がおくれがちのように見られます。また映画などほとんど見ることのない人もありますが、少しはそのほうに時間を割いてもよろしいでしょうか。

 婚期のおくれること、これはしかたないですね。というのは、そういう人には龍神が多いのです。龍神が人間に再生した場合、一代の間は結婚しないほうがいいのです。だから結婚の話があると病気になったり嫌になったりしてまとまらなくなるのです。龍神というのは元はやはり執着の罪ですから、時日が経ってしまえば罪は消え許される。そうしたら結婚したらよい。
 映画なんか見なくてもいい……どういう意味ですか。

 〔 質問者 〕お道に熱心なるあまり映画などに時間を割くのがもったいないという気持ちで見ない人が……

 私が見ているのだから許しますよ。私が見ているのに人には許さないなんて不人情のことはしません。やはりいいですよ。もっとも近ごろのはエログロが多いが、まあそのくらいいいでしょう。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年07月28日