〔 質問者 〕潮の干満が人間の生死に関係するのはいかなるわけでしょうか。
潮の干満は月の引力でそれは月の呼吸によるのです。森羅万象すべて呼吸しているのです。地球も一年に一度ずつ呼吸する。息を吐くときが春から夏で、吸うのは秋から冬にかけてです。だから春からは上に昇り、秋からは下へ降り凋落する。地球は火の塊りで、それが息を吐くんだから暖かいわけです。月のは地球より早く一日一回ずつやっている。人間の肉体は月の精であり、人間の霊は太陽の精です。肉体に関係ある字……例えば腕とか腹とか脳とかが月偏なのはこのためです。ところが心臓の心は月偏がない。これは「火」が「心」に移ったからです。これはみんな神様が作らせたわけなのです。こんなふうに月の霊線が肉体に連なっている。だから月の満欠が肉体に関係するのです。死も同じです。
「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年07月08日