昭和二十三年六月二十八日 御講話(6) 光録(補)

 〔 質問者 〕血統と霊統の区別ならびにその関係について……

 本当は違うんです。霊統とはまた系統のことです。血統のほうは混っている。日本人はほとんど混血ですが霊統のほうはずっと続いてます。これはどうしても続くんです。血は混ったほうがよろしい。以前ナチスが民族の純血を唱えてユダヤ人を追放したがあれは駄目です。今後だって混血したほうがよい。なぜいいかと言うと、他人種の力をとり入れればそれだけ力が強くなる。文化だってそうでしょう。交通が開けて各国の文化が交流すればするほど文化は発展するのです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年06月28日