昭和二十三年六月二十八日 御講話(1) 光録(補)

 〔 質問者 〕人間は神様によって初めに地球上の一地域に作り出され逐次各地に分散したものでしょうか、それとも地球上に広範囲に造り出されたものでしょうか。

 最初は一組の男女ができ、それからしだいに殖えたのです。だから最初は血族結婚だった。「イモセ」という古い言葉は妹を妻にしたことであり「吾妹子」とはこれを言うたものです。

 しかし人間を作られたとき人種はいろいろとお作りになった。また初めは土から作られたのでしょう。土人は黒土から作られ、それから赤土、白土というふうにね……人間は死ぬと土に還るのはその証拠です。勿論人間だけではなく、物質はすべて土からできたんです。人間がどういうふうに作られたかはちょっと……

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、19480628、岡田茂吉全集講話篇第一巻p428」 昭和23年06月28日