昭和二十三年六月八日 御講話(3) 光録(補)

 〔 質問者 〕(一)神様の三方宝は塗り物でもよろしいでしょうか。
(二)法事に坊さんを頼むのは通常何回忌までがよろしいでしょうか。
(三)再婚はしてもよろしいでしょうか。

【 明主様 】 (一)神様のは白木が本当です。神様はごく古い時代人間の姿で現われ霊界に行き、人間として生まれてこず、霊界で働いておられるんだからその古い時代の生活のやり方をしておられる。従って神代時代の器物を使ったほうがよい。またそのほうが神より人間のほうで気持ちがいいですよ。仏様には塗ったのでよい。塗った三方宝は大黒様によい。

 (二)できるだけ永いほうがいいです。昨日の質問に「霊を供養してもその霊が生まれ代わってこの世に来てしまっている場合はいかがでしょう」とあったが、そういうふうに霊界に不在のときその供養は現界に戻ってきて、ある程度その人の霊を高めることに役立つのです。古い仏のもまあ臨機応変にしたらいいです。古いのは強いて坊さんを頼まなくてもよい。ふつうは一七回くらいまでです。

 (三)再婚は二度までいいとされてます。一年以上経ってからならいい。一年以内に再婚すると亡くなった霊が怒りその障りが来ます。一年以上では霊界の時効にかかるから障りは来ないのです。

 〔 質問者 〕離婚した場合の再婚は……

【 明主様 】 それは気をつける必要がありますが、いろいろです。

 〔 質問者 〕慎重にしたらいかがでしょう。

【 明主様 】 その慎重も形だけでね。離婚は絶対しないことです。夫婦のいっぽうが信仰しいっぽうが反対するのは厄介だがそれは時を待てばよい。正しい信仰をあまり邪魔すると神が許さなくてあの世へやられますよ。

 〔 質問者 〕夫が道楽して妻が離婚された場合、その妻の再婚はいかがでしょう。

【 明主様 】 その場合の再婚は差し支えありません。

 〔 質問者 〕今度、中村市郎と中村操が結婚いたす予定でございますが式の仕方は……

【 明主様 】 ふつうの方法でいいでしょう。ただ光明如来様に上げるものをお上げしてお許しをいただくことです。「今度縁あって某と某を結婚させたいと思いますからお許しをお願い申し上げます。今後とも末永く御守護をお願いいたします」と言う。勿論祝詞も上げます。それでいいです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年06月08日