〔 質問者 〕人が死んで霊界に帰った場合、その人の副守護神は離脱するものか否か、もし離脱すればその霊魂は善のみとなり従って霊界も悪がなく善のみと存じますが。
ふつう副霊は霊界へついてくる。霊界でその霊が改心すればなお相当期間憑いているが、改心できぬものはかえって離れてしまうものです。副霊は憑いたものですからいずれ離れるべきものです。ところが中には霊界で副霊にそのまた副霊が憑いたりすることもある。そして人間の霊と副霊と一緒になって生きている人間に憑ることがある。以前狐の憑いた女を治療すると霊が出てくる、そこで「あんたはだれだ」と訊ねると「A・Sだ」と言ってるが、しばらくすると狐が出る。「お前には用がない」と叱るとまたA・Sが出てきたりしたことがありました。これは本に書いたことです。執着の霊は半分龍で半分人間です。尻尾ができてくるのもあります。いろんなのがありますから一概には言えません。あるちょっと有名な人がなにかの講演で「いまの人々は平気で古い木を切ってしまうが自分はかわいそうでしかたがない。必ずお祀りすべきだ」と言ったがその人の顔は猿に似ていたそうです。猿だから大きな立木を切られるとかわいそうなんです。
「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年06月08日