昭和二十三年五月十八日 御講話(9) 光録(補)

〔 質問者 〕国常立尊と天照皇大神の押し込められ給うたことの相違は……

【 明主様 】天照皇大神のことは割に近い。近いと言ってもいまからだいぶ昔だが、ところが国常立尊のはそれよりずっと前で別個のことです。国常立尊は天若彦命らにより艮に押し込められたが、天照皇大神は素盞嗚尊に攻められ御身が危くなって逃げられ、信州水上山《皆神山》へお逃げになり、その地でおかくれになった。そして御髪の毛を切って御神体としてほうぼうへお祀りしたんです。日枝神社なんかはそれです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p407」 昭和23年05月18日