昭和二十三年五月十八日 御講話(6) 光録(補)

〔 質問者 〕今度の新しい大光明如来の御軸は……

【 明主様 】特別に書いたんです。教導師には上げてもいいが、一般会員はいけません。神様のことには民主的でない点がある。階級的ですから。

 以前ある家に行ったら、神棚があり、どうも気にかかるので家人に訊ねたら、金光教の神様だがいまはあまりお祀りしてはいないというので神様にきいてみると、早く帰りたいのだが手続きしてくれないので帰れないと言ったことがあります。やっぱり言霊で称えてもらわねば帰れないんです。そういうものですよ。言霊を称えずに社を焼いたりすると神様の居所がなくなるので宙ぶらりんになってしまう。ですから言霊は大切なんです。また階級が厳然たるものだから低い地位に観音様をお祀りしても観音様は来られない。

 なにか神様をお祀りしたくなくなったら、それはやはり知らせなんだからよくお祀りしてお帰りになってもらったほうがよい。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p405~406」 昭和23年05月18日