昭和二十三年四月二十八日 御講話(1) 光録(補)

【 明主様 】これから直接言い難いことや恥ずかしいことは要点と住所姓名を一緒に書いて井上さんに出してください。それに対して次に質疑応答式に返事をしてあげますから。それによって外の人も開発されますからね。

 〔 質問者 〕ある日霊媒の所へまいりましたところ、戦死した主人の霊が出まして昭和二〇年六月二三日一三時点呼をしている様子をし「よし」と言った瞬間倒れ、右胸に入れていた光明を三回さぐり「よく判った」と三回言って死んだそうでございます。御守護を厚く御礼申し上げます。また私に「お前は米国へ行きこの道で人を救え」と申しました。

【 明主様 】この間も戦死者の霊がその姉に憑り、昭和二二年何月何日何時何分に死刑にされたが、そのときは一五人横に寝かされ、その上をローラーで引いて殺された。自分だけは今度許されて日本へ帰ることができたが、殺されるとき隣りには何某何歳、その隣りは何某何歳とすっかり教えてくれた。ふつうこういう死に方をすると地縛の霊となってその場所を動けないのだが、その姉が去年の秋、御守りをいただいたのでその功徳で救われた人です。

 最近新潟のほうでコレラのような病気が流行している。群馬のほうでもあって六日病といい、六日で死んでしまうんです。ラジオでは三日で治ると言ってますが嘘です。医学の統計なんかも嘘が多いんです。小野田の妻君がこれに罹ったときは下痢やら嘔吐が続いて水も飲めず、どんどん衰弱してしまう。一時間くらいのうちに顔の相が違ってくる。そこであしたの朝大先生の所へ行ってお願いしようとして仕度していたら三〇分くらい経って少しずつよくなりもう大丈夫になった。この病気は治療しても効がなく、かえってひどくなり注射なんかすると必ず死んでしまうというものすごいのだそうです。これが全国に拡まったらまったく恐怖時代ですね。いよいよ恐怖時代が来ますよ。今後こんな病気のときは熱海のほうを向いて「大先生、御守護お願い申し上げます」と頭を下げて言ったらよい。これからはこういう方法も許される。

 〔 質問者 〕霊的なのではないでしょうか。

【 明主様 】いや霊的ではない。人間は衰弱すると必ず霊が憑る。だから霊的な病気のように見えるんです。こんな場合霊媒に見てもらっても丸呑みにはできない。狐やなにかが憑いていろいろとしゃべったりするからね。肺病でも衰弱してきて症状が霊的に見えるのは霊が憑くからです。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、19480428、岡田茂吉全集講話篇第一巻p394~395」