昭和二十三年四月八日 御講話(6) 光録(補)

 〔 質問者 〕主人と私と神棚仏壇と二つになっているのですが。

【 明主様 】それはしかたないですね。一緒にするんなら神棚が上です。箱だけ別にすれば並べてもいい。その際神棚は左、仏壇は右です。霊界でもそれは別々です。この世で夫婦でも霊界ではたいてい別々な所へ行ってしまうんです。会いたいとてちょっくら会えない。修行ができると神の許しを受けて会いに行けます。ある階級のものは夫婦生活ができる。だから現界で一生懸命人助けして修行しておけばできるんです。死んでから一緒になるといいますが、心中なんかしたら体がくっついてて離れない。やがて許されて離れても別々な所へ行ってしまいます。この修行とは執着をとることです。たとえ神の許しをいただいて会えたところでキス一つできないです。キスなんかしようとすれば体が硬直してしまう。これは執着があるからです。

 〔 質問者 〕霊界で新しく夫婦になれますか。

【 明主様 】そんなでたらめはできない。しかし想念が一致するほうに近くなることはできる。それが第三天国以上だと神格ができますから夫婦生活もできます。

 霊界は秩序整然たるものです。この世の親子だって霊界ではいる所が違います。子のほうが親より上の人もいますよ

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p389~390」 昭和23年04月08日