昭和二十三年二月二十八日 御講話(6) 光録(補)

〔 質問者 〕仏壇へ生臭いものを上げるのは?

【 明主様 】かまわない。酒だっていいですよ。それからふだんも善言讃詞を全部上げるのが本当はいいんだが、時間もかかることだから簡単に最後の二句だけでよい。

 〔 質問者 〕こんなことがございました。別府で先日御光をいただいた女の人、以来心から先祖をお祀りしていましたところ、一月ほどしたある日、お経を上げていますと霊が憑った。ちょうどそこへ階下から主人が上ってまいりさっそくお伺いしますと、それは母親で、言うことには「自分達はいままでろくに祀ってもらえず霊界でルンペン同様で実に苦しかった。今度ありがたい御守りをいただきよく祀りをしてくれて実に嬉しい。今後ともこの道を離れることなく祀ってほしい」と言って去ったそうです。

【 明主様 】祖霊がいままで求めていたものにぶつかったんですよ。それは喜んだでしょう。このくらい嬉しいことはないんですから。

 〔 質問者 〕ある家の仏壇に常に一尺くらいの蛇がおりましたが、たまたま子供のパンツの中へ入ったまま疎開荷物として運ばれたため、パンツの中で死んでしまいました。後、その子供は病気で危かったですが、いまはすっかり元気になりましたところ、今度は母親の夢に出て「おれを元のようにしろ」と言って首にまきついたのですが……

【 明主様 】それは祖霊ですね。観音様をお祀りしてますか。

 〔 質問者 〕まだです。

【 明主様 】お祀りすればよろしい、蛇も救われます。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p375」 昭和23年03月08日