岡田先生療術上(五) 【不眠症】

 この病気は、後頭部の左右に頗る頑固な水膿溜結が出来るので、まるで竹筒のようであります。普通治り難いとされてありますが、本療法によれば順調に全治するので、軽症で一週間位、重症一ケ月位であります。

 この病気の慢性症は睡眠剤中毒に因る事が多いのでありますから、全治させるには薬剤を服用しては駄目であります。

「『岡田先生療病術講義録 上巻(五)』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p229」