『岡田先生療病術講義録 下巻(二)』,昭和十一年七月,19360700,岡田茂吉全集著述篇第二巻p271

 癲癇<てんかん>には二種類あって、体的と霊的とあります。まず体的原因からお話致しましょう。延髄付近に水膿溜結する為、脳へ送流される血液が阻止される。それが強烈な場合、血液が中断される事がある。その瞬間癲癇症状を起すのであります。この症状は、膿結溶解によって容易に治癒するのであります。
 今一つは霊的の場合で、この方がはるかに多い事と悪質であります。霊的の原因は「死霊」が憑依するので、「死の時の苦悩の状態」そのままを表わすのであります。多く中体の上部と中部は、病気が関連していますから、上中一緒にして説明致します。

「昭和十一年七月,岡田茂吉全集著述篇第二巻p271」