岡田先生療術下(二) 【上体の下部 丹毒】

これもよくある病気ですが、これは床屋へ行って、剃刀で傷つき、そこから黴菌が入って起るとされております。無論そういう事もあるでしょうし、そうでない事もあるでありましょう。

 やはり浄化作用の為「特殊の毒素」がそういう機会によって誘発され、排除されるのであります。

 この病気は、最初顔が脹れる。ひどくなると身体の方まで脹れ、尚進むと睾丸まで脹れる事があります。又高熱の為衰弱するのであります。

 衰弱をしない内、本療法を行えば訳なく治ります。

 半身位迄脹れた時ならば五、六回、顔だけが脹れた程度なら二、三回位で治ります。

「『岡田先生療病術講義録 下巻(二)』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p270」