この病気は二種あります。
一つは手足の関節に限られて発病するもので、症状は、紅潮色に非常に腫れ、発熱も伴い、激痛堪え難く、衣服さえ触れる事が出来ない程であります。
原因は、悪性の毒血が、浄化作用に由って関係部へ集溜するのであります。
これも普通では、痛みの去るのに二、三ケ月を要し、しかも毒血凝固によって、手足の自由を失い、多くは不具者となるのであります。
しかるに、本療法によれば、早期なれば一週間以内で全治するので、実に驚異的であります。
他の一つは、腎臓の尿毒に因るもので「主に関節」でありますが、これは関節以外の個所にも発病するので、痛みは前者程ではないが相当に悩むのであります。
この症状の特徴として患部の皮膚の色は変化のないことと、痛みが移動性である事であります。
重症は全身的で、痛みの為寝返りさえ出来ないのがあります。
本療法によれば、容易に治癒するので、先ず一週間乃至三週間位で全治するのであります。
治療の場合、腎臓部も特に施術しなくてはならないのであります。
以上二種共、他の治療及び時日等によって固めたものはそれだけ治療に時日を要します。
最も固まったものは六ケ月又は一年位かかる事もあります。
「『岡田先生療病術講義録 下巻(五)』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p319」