これは、現在は後屈及び男子の精虫の欠乏などが原因とされていますが、勿論、それ等も原因でありましょうが、私の観る処では、性器全体の衰弱であると思います。
この種の患者を診査するに、その殆んどが下腹部が多少膨満し、普通より固結しているのであります。
これは水膿が下腹部に溜結している為、常に性器が圧迫され、その活動力が阻害されるから、受胎の活力が欠乏しているのであります。
故に、治療はこの水膿溜結を溶解し、普通人と同一程度の柔軟にする事であります。
したがって、相当日数を要し、先ず二、三ヶ月乃至五、六ヶ月を要すると見るべきであります。
「『岡田先生療病術講義録 下巻(五)』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p329 」