この病気の原因及び症状は、不純の性交後一週乃至三週位にして、亀頭下に豆状の固結(疳瘡)を生ずるのであります。
梅毒に於けるそれは、無痛であるのと、硬結性が特徴であります。そうしてあくまで進行性で、次で、横痃を発生しますが、これも無痛と固結性であります。
次に、全身的発疹、発声不能、毛髪脱落等にまで進むのが、この病気の順序であります。
本療法を行えば必ず全治するので、しかも、案外容易に治癒し、しかも根本的であるのであります。
軽症で一ケ月位--重症で三ケ月位であります。
「『岡田先生療病術講義録 下巻(四)』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p312」