新日本医術書 【本療法と一般指圧療法との比較】

 近来、各所に行われつつある一般指圧療法は、効果も相当にあり、したがって世人の信用も少なくないのであるが、本療法と比較すれば、総てに於て甚しい懸隔があるのである。それは何故であるかというと、一般指圧療法は人体電気即ち、人間個人の霊力が、その指頭より放出するに由るのであるから、治療を行う場合術者は非常なる努力を以て、精神統一をなし、施術するを以て術者の霊的エネルギーを消耗する事甚しく、非常に疲労を感ずるものであるから、余程健康者でない限り困難な点があるのである。したがって、時間もそれ丈長きを要するのは勿論である。

 然るに本療法は、最背後に観世音菩薩が在しまして、その不可思議治病力を、仁斎を通じて術者に無限に供給し給うのであるから、別段努力の必要がなく、唯、自分は仲介機関であるという意識の下に施術すれば可いのであるから、この点実に簡にして易々たるもので、それにも係らず、その効果は実に絶大であるのである。

「『新日本医術書』,岡田茂吉全集著述篇第二巻p068」 昭和11年04月13日