『お嫁さんは来ないのかい』

 玉川時代の明主様のことを、当時小学生だった伜は、いまでもよく覚えていて、「ぼくがね、近所の女の子と一緒に治療に通っている時、たまに、その女の子を連れていかないと、大先生は、『きょうはお嫁さんは来ないのかい』なんてぼくに言うんだよ」などと笑っていました。

 そして、明主様の治療を見ていて、「不思議だねえ、大先生が、ちょいと手で触れると、すぐ治ってしまうんだ」と驚いていました。