それから六月十五日というのは、天照大御神様の誕生日になりますが、誕生日という事は、日が出るわけです。これは私の本にあります。前に房州の日本寺に行った時が昭和六年六月十五日ですが、これがつまり日本の日の出になるわけです。そしてそれが世界の黎明(れいめい)です。その時もいろいろな神秘な事がありました。それから三月と三日たった九月十八日に満洲事変が起こりましたが、この満洲事変という事が大変な意味があるのですが、これについてもそのうちに書きます。それから日本寺という寺の名前も、これは日の本で、あそこから日が出たのですから、寺の名前も、日本寺となっており、この名前は他にありません。おまけに乾坤山(のこぎりやま)というのですが、乾坤という文字は「天地」という事ですから、あの寺というのは大変な意味だったのです。そこで非常に神秘な事がありました。これはまだ書いてありませんが、もうそろそろ書いてよい時期ですから、もうじき書きます。
それから一昨々年の静岡の裁判で、警察に留置されている間に、素晴らしい神秘な事がありました。その事を簡単にお話しますと、連れて行かれたのが五月二十九日かで、その時、神様にここに居るのは何時までだと訊いたところが、十八日間だというので、数えてみれば六月十五日になります。
その日は非常な神秘な事があったのです。
それは天照大御神様が生まれるというわけです。
これは一言だけ言いますが、その時面白いのは、差入れする弁当屋の内儀さんが非常に太った人で、大変世話を焼いてくれたのですが、この人は踊りを習っていて、前の晩大いに踊ったのです。明くる日に自慢そうに話をしましたが、それは何かというと、岩戸開きの時の、天宇豆売命(あまのうづめのみこと)が舞い踊り、足を余り高く上げた為陰戸(えいんほう)が見えたので、大勢の神々が大いに笑った事を聞かれ、天照大御神様は岩の戸を細目に御開けになったのを、逸早く手力男命(たぢからおのみこと)が御手を取られ、外にお現われになった事が古事記に出ていますが、この型であります。
それで、六月十五日の朝方に夢を見ましたが、前にも話した通り、富士山に登った事で、それが関連してます。それから、ここに渋井さんも居ますが、あの時引張られた連中は五人なのです。それで岩戸開きの時には、五伴男(いつとものお)と言って、五人の男の神が御供になるのです。まだいろいろありますが、そういう岩戸開きの型があったのです。
それで今日は、丁度三年目になるわけです。やはり神様の事は、非常な神秘な事が関連しているので面白いです。ですから、これからだんだんリズムが拡がって行くにつれて、それが具体的に現われます。それでリズムというのは最初小さく、だんだん大きくなって世界的になって行くのですが、とにかく素晴らしいわけです。又面白いわけです。信者の人などもそのつもりで、世の中を見ていると分ります。