明主様が大森に住んでおられたころは、入院患者もずいぶんいました。それも精神病だとか、結核の人ばかりで、私たちもその人たちと一緒に暮らしていたわけです。
明主様は、そういう患者を実験台にし、毎日浄霊していろいろ研究されました。これがのちの土台となったと思います。
私も身体が弱くて始終浄霊をしてもらいましたが、それとともに、明主様は私に野菜ばかりを食べさせて実験されました。つまり、野菜ばかり食べさせて、果してどれだけ丈夫になるのかと研究されたわけです。私だけでなくて、他のきょうだいもみな食べさせられたのですが、他人には出来ないことを自分の子供を実験台にして、いろいろ研究されたようです。
たとえば、そのころ私が耳下腺が腫れて大変苦しんだことが何度かありましたが、明主様は、自然に放置しておくのと、浄霊をするのと、どの程度の違いがあるのか、それを試されたと思うことが、子供心にも、あったとおぼえています。