庭を林間学校に開放

 お子さまの教育について明主様は、ご自分は非常に忙しくて直接手を下さらなかったが、家庭教師をつけられたくらいですから、ご関心は持っておられたと思います。私も宝山荘時代のことはよくおぼえておりますが、お庭が広かったので、明主様はある夏、林間学校に開放されたことがあります。大勢の子供をあの広間へ泊めて、よく面倒を見られました。そういうところを見ますと、お子さまの成績のことは、あまりとやかくおっしゃらなかったそうですが、教育にはすごくご熱心だったと思います。

 また、子供が生まれますと、必ず見に来て下さいました。長男は熱海で生まれましたが、長女の時は大磯まで来て下さり、『まだ、虫みたいなものだね』とおっしゃって、産湯の様子をそばにすわって見ておられました。多くはおっしゃいませんが、必ず孫の顔を見に来て下さいました。