いつか箱根で、観山辛から美術館にお出ましの時、階段を三段ばかりお上がりになって、ヒョイと後ろを向かれて、『いま、あそこにいたのはなかなか美人だ なあ』とおっしゃられ、お目のお早いのにびっくりしたことがありました。