昭和二十三年、清水町にお住いのころの明主様は、お側の奉仕者が、同じ失敗を三度繰返しますと、必ずと言ってよいほど、『紙と筆を持って来い』とおっしゃられました。 そして、『おまえたちが同じ失敗を何度も、何度も繰返すのは、要するに私に注意されたことを肝に銘じていないのか、真剣にお仕えしようという誠がないからだ。だから“もう二度と繰返しません”と私の目の前で書いて誓いなさい』と言われるのです。
その揚句、『これをおまえたちの部屋に、私が“もうよし”と言うまで貼っておけ。そして毎日それを見て反省するんだ』とおっしゃられました。私たち奉仕者にとってこれを貼らされることは、まことに恥なことでしたが、まるで学校の展覧会のように、何校も貼り出して赤面したこともあります。