自ら率先垂範される

 ある時、明主様のお嬢さまが、「お父さま、たまにはお眠い時もおありになるでしょうに、感心ですね。いつも凡帳面にお起きになって……」と申されましたところ、明主様は、『そりゃ、私だって眠いこともあるさ。だけどね、私がそういうふうに、時間なら時間を励行しなくては、信者に対して私は言えない。だから信者に言う上においては、やはり自分はそれだけのことをしなければいけない』とおっしゃられました。

 そのお言葉を伺いまして、御教えをお説きになる明主様は、ほんとうに大変だと思いました。すべて御自ら実行なさっていらっしゃいましたのですから──。