『枕をもって来い』

 明主様が東山荘にお住いのころです。

 お揃いでお出かけの際、二代様がお化粧をなさるあいだ、明主様は、納戸の所で待っていらっしゃいます。

 二代様のお化粧が長くかかると、明主様は、『枕をもってこい』とおっしゃって、枕をお持ちすると、そこで寝てお待ちになるんです。おもしろい明主様でした。