車と車を綱で結んで

 明主様ご夫妻の仲は、円満の一語につきます。どこへゆくにもふたり連れで、決してひとり歩きはされませんでした。

 最初のお子さん(通子さま)がおなかにおられた時に、こんなエピソードがあります。

 ふたりが車でお買物に出かけられる時など、“もし衝突したら大変だ”と、ふたりの車の前後に車をやとい、それをご自分の車と綱で結び、他の車が割込まないように注意されたり、また運転手がちょっとスピードを出しすぎますと、『早すぎる。もっとゆっくり行け』と注意されて、それはもう至れりつくせり大事にされたそうで