公私を混同することなし

 私が結核で、神山荘に泊めていただいて、明主様のご浄霊をいただいていた時のことです。

 ご浄霊を受ける人は、毎日家族でも奉仕者でも、朝ごはん前にお願いしなければならないのですが──。

 浄霊の際、私がおそくなって、みんなのうしろの方にすわっていますと、「早く」といって私を先にして下さる奉仕者もありました。

 そういう時、明主様は、『だめだ。順番がある』と言われ、身内だからといって順番を狂わせるということは、一切お許しになりませんでした。

 いかなる場合も、絶対に公私を混同されることのない明主様でした。