細かいところに気をつけろ

 ある日、明主様は、つぎのように御教え下さったことがあります。
 『信仰っていうと、神様へお詣りしたり、お願いごとをしたりすることだと思っている人が多いが、そんなことは第二で、こまかいところへ気のつくようになることが第一だ。大きな堤も蟻の穴から崩れるって譬もあるように、こまかいことが出来なければ、大きなことは出来っこない。必ずいつか破綻が来る。神様というのは実にこまかい。お蔭話を見ても、これはわかるだろう。実にこまかいところまでお蔭をいただくものだから、こまかいところまで気をくばるようにならなければ、信仰は落第だ。大本のお筆先にも“気配り、心配りが第一であるぞよ”とあるが、こまかいことを注意しないのを神にほうけると言うのだ』

 ですから、うっかり手抜かりがあれば、もはや“神様の試験の落第生”になってしまうわけです。