私どもは明主様から『相応の理』ということも教えていただきましたが、プラグマチズム、宗教行為主義をお説きになった明主様は、この相応の理ということひとつも、ご日常の随時随所に生かすと申しますか、応用すると申しますか、ともかく、いつも重んじられました。
たとえば、美術館のお倉で、『仏像や仏画などは出来るだけ高い所へ置が少ない』とおっしゃったことがあります。
同様に、格の高い美術品の陳列の場合も、部屋の奥の上座とか、ウインドーの中なら中央とか、その格に相応するようにお考えになっていらっしゃいました。