明主様というお方を、ある時は恐いと思いました。
ただ恐いといっても判らないでしょうが、たとえば、ご浄霊をお願いに上がった時など、明主様は、よく神とか、神界とか、大和民族の霊的考察とかの興味あるお話を聞かせて下さいました。
しかし、明主様のお話になるそのお話より、もっと深く(といったら変ですが)伺いたくなるのです。そこで、私は質問いたします。
すると明主様は、『いま言う必要はない』とおっしゃって、『人を救うのに、それをきいてなんの役に立つか。時期が来れば話す』と言われます。
そういう時、私は明主様はほんとうにこわい方──恐ろしいような気がしたものです。