いつのまにか正座

 昭和十六年ごろのこと、四十年も宣教師をしている人が、ある布教師に連れられて、明主様のところへ教修を受けに来ました。この人はアグラはかくが正座をしたことのない人なのです。

 その人が、明主様の前で、いろいろ教修を受けているうちに、いつのまにか正座していたというのです。立つ時に、「ああ、自分はアグラでなく、チャンとすわっていたんだな」と気がついたそうです。明主様はそういうものを自然に持っていられたお方でした。