新宗連が出来て、その常任委員会が熱海の咲見町本部であった時、教祖が出て来られて、私は初めてお目にかかりました。これが後にも先にもたった一度の思い出です。
その時の印象といっても、ちょっとお話しただけですから、深くまとまったものがあるわけではありませんが、教祖のことを人づてに聞いていろいろ想像していたのと、現実にお会いして感じたのと、そう違いませんでした。ただ、初めてお顔を見て、これは長生きをする方だなあと思ったことです。たしかに耳も大きいし、そのほか長命の相でした。それが案外早くご昇天になったので、これは意外、いまでも不思議に思います。
姓名の方から言っても、何事も大いに成功するが、また、波乱万丈の運勢ということになるのですが、それだけに苦労も多く、しかも努力によって運命を切り開いて成功してゆく。感情も強いが、それには弱い面もあり、しかし、意志の力でそれを克服してゆく──偉い方だなあという印象が強かったです。
ですから、もっと長生きされて、お仲間になれると喜んでいたのですが、案外早くにご昇天になって、驚きもし、いまでも残念です