私は伊都能売(いづのめ)という事を言いますが、伊都能売というのは日と月の丁度両方になっているのです。そこで明主の「明」には日月をつけたのです。それで字からいっても、日は四画で月も四画ですが、四と四は八になり、八は五、三、火と水で、伊都能売という事になるのです。ですから言霊と文字の解釈だけでも分るのです。
それで富士山は一名ハスの山というのですが、そうすると「明」は八ですから、富士山は「明」になって、「ス」というのは廻りのチョンです。それで八で開いて統一されるという事です。ですから富士山というのはそういう意味で、これは大変なものです。やはり世界の本当の中心です。ですから字で書くと不二で、二つとないという事で、一つしかないという事です。それで私は落款(らっかん)に富士山を書いたのです。今まで富士山は雲に隠れていたのです。そこで私が出て雲が晴れていくのです。
「御垂示録第18号」 昭和28年3月1日