花のもつ個性を生かして

 明主様は、お部屋におはいりになりますと、いまお花畑からお切りになったお花を、いとも無造作に、一、二分ぐらいでバッとお生けになられますのには、ただ驚きの目を見はるのみでございました。

 『わたしは流儀はない。ただその花のもつ個性を生かしていけるのだ』と仰せられました。