『どんなに忙しくても一日三十分は読め』

 お側に御奉仕しておりまして、何か失敗しますと、すぐ、『御教えを読んでいるか』とご下問になるのが
常でしたが、特にご晩年の昭和二十九年ごろは、一層厳しくなられ、ホンの些細な失敗でも、『おまえは御教えを読んでいるか』とお叱りになりました。

 そして、『浄化がきつくなって来たから、どんなに忙しくても、一日に三十分は読め』と何かにつけて仰せられました。