書籍

長所を信仰で調節し、教団の推進力に

 本教が地上天国建設を宣言し、ご神意具現に励んでおります姿は、そのまま青年宗教と申してもよいと思います。そして、今日の基礎ができあがるにつきましては、立教当時の青年の力にあずかるところ大であったことは申すまでもありません …

教育の根本はまず精神から

 人生は、人間の霊と体とを磨く修養道場でありますが、その本体たる精霊を発育させ、霊的にも体的にも向上させるのが教育であります。ところが、いまの学問は知育のみで、人間の外側はできても、肝心の中味はカラッポであります。この中 …

知育に併わせ徳育を

 いまの学校は知識ばかりを詰め込んで、徳育を欠いておるから、長じても天地をはじめ、万物に序あることを知らず、絶対者に随順するという道義の根本を知らず、学問の結果は、おおむね無神、無霊に傾いて報本反始の大道をなみするように …

霊性の啓発こそ真の教育

 いまの教育界は、知育の面だけが盛んであって、徳育とか人間の霊性を向上させ、導き引き出してくれる教師は、なかなかないようであります。ですから、これは宗教でするよりしようがありません。そして、信仰家庭となって、神様をお迎え …

教育の場に宗教的情操がほしい

 教育者の引き起こす問題に当局が頭をいため、その対策に腐心している話をよく聞きますが、これは教育者自身が謙虚な宗教的情操、あるいは、見えざる神様への随順といった、人間本然の姿に復帰するのでなければ、いかに施設や環境を整え …

宗教の役割とこれからの学問

 日本は過去数世紀に亘ってインドや中国、欧米の文明を学んでまいりました。これはちょうど、みなさまの年ごろのように日本も若かったためで、もっぱら他人のものを吸収する時代だったからです。日本ほど根気よく長期に亘って、全世界の …

真の教育は中道の見方を教えること

 先日、プロテスタントの牧師さんがこられまして、明主様の奥津城へ参拝されましたが、その立派なのに非常にびっくりしておられました。ところが、プロテスタントはあまり形式を重んじない宗教ですから無理もないのですが、奥津城を見て …

将来に備え大いに学問を

 信仰に入ると何かいままでの世俗的なものは、もう役に立たぬものとして、投げてしまう人が多いのですが、そういうことは間違いであります。世俗的な地位、名声、財力なども、信仰して正しく使えば役に立つものであって、邪魔とはなりま …

堂々と発言できる素地を作る

 宗教というものは、人心の改造が何よりも根本でありまして、これは欠かしてはならないことですが、同時に世界の改造も大事なのであります。個人の救いだけに止どまっているのでは、まだ完全な宗教の働きではないわけです。間違ったこと …

限られた学びの時期を最善の努力で

 学生のみなさまは、まず、学業は怠ることなく修めていただきたいと思います。信仰は無限に続く道であり、学びは一定の時期に学ばねばならないのでありますから、学ぶ以上はしっかりと学んでおいていただきたいと思います。そして、時が …