「附記」

本霊の働きが活発に

 ある日、明主様にご浄霊をいただいた時、浄霊について、つぎのように教えて下さいました。  『浄霊を受けると、受けた人の本霊の働きが活発になるんだ。人間に本霊と副霊とのふたつの魂の働きがあるのは知ってるだろう。浄霊を受けさ …

出血がピタリ

 観山亭の屋根を葺いていた時、村田という青年が御奉仕に来ていて、庭仕事を手伝っていた際、石のあいだに、右の手をはさまれてしまいました。血がタラタラと流れ出ました。  そこへ明主様がおいでになって、四メートルぐらい離れたと …

毒素を満載していた私

 昭和十五年、初めて明主様にご浄霊をお願いに行った時のことです。  明主様は、私のからだをひと通りごらんになって、『あんたは、よほど丈夫とみえる。こんなに毒素を満載していても生きているんだからな。まあ健康なんだから、浄霊 …

御神業初期の浄霊

 明主様が御神業をお始めになった初期のころは、現在の浄霊のように、直接手をかざすのではなくて、信者に扇子を与えて治療を許されました。  この扇には“万病を治すこの扇”とか“一切の病を治すこの扇”“伊都能売の神力”など、い …

『よかったね』のひとこと

 昭和二十年の九月二十八日のことでした。ちょうど、私どもの教会の会食会(当時は各教会で会食会を開き、明主様をご招待していた)の日で、私は平塚まで材料の買い出し出掛け、鶏二羽をやっと見つけ、それを持って箱根のお屋敷へうかが …

手紙とおかげ話

 ある晩、口述筆記の御用に先立って、宮崎県の結核療養所に入院していた一婦人から、明主様あてに来た手紙を、お読みしたことがあります。  文面は、明主様と徳川夢声氏との対談記を週刊誌で読み、本教を知り、お救いいただきたいとの …

大神様もきかずにはいられぬ

 昭和二十三年か四年のころでした。  妻が子癇の浄化で、あすをも知れない容態となりました。私は電報で、明主様に御守護をお願いいたしました。  その結果、たちまち妻の調子がよくなりましたので、お礼の電報を 出させていただき …

御守護の電報について

 お側に奉仕しておりますと、よく信者さんから電報や電話で御守護お願いがまいりましたが、そのような場合、取次いだ人はすぐ明主様に、その人の年令、性別、住所、症状などを口頭で申し上げることになっておりました。すると明主様はそ …

ニコルスを感心させる

 昭和二十四年二月、マッカーサー司令部のニコルス夫妻が、清水町仮本部へ来ました時、明主様は本数について、いろいろご説明されましたが、ニコルス氏は手のひらから目に見えない霊気が出ることに、どうしても納得がいきませんでした。 …

独創的な造営

 私は造営の方の御用(主として植木)をさせていただいておりましたので、明主様から直接ご指示をいただくことがありました。  明主様は、『他人のまねはするな、造営する時は、何か新しい考えのものを造れ』といつもおっしゃいました …