「附記」

公私を混同することなし

 私が結核で、神山荘に泊めていただいて、明主様のご浄霊をいただいていた時のことです。  ご浄霊を受ける人は、毎日家族でも奉仕者でも、朝ごはん前にお願いしなければならないのですが──。  浄霊の際、私がおそくなって、みんな …

『這ってでも来なさい』

 “あの人はどうでしょうか”と、すると明主様は、『あれはほんとうはだめだ。しかし、神様の口元の御用をしているから死なせられない。あれが死ぬと私は困る』とおっしゃったそうですが、その当時、お米の御用をわずかにさせていただい …

なぜ浄霊を頼まないのか

 昭和二十八年秋のご巡行も無事に終わり、京都駅でお見送りしている時のことでした。  明主様からお呼出しがありましたので、「何か御用でございますか」とうかがいますと、『いや、ふとみると顔色が悪いから、気になるので呼んだのだ …

神様とはこういう方

 明主様という方は、何事も公平で、奉仕者もやさしくいたわっていただいて、神様とはこういう方なのだと思いました。  上野毛で御奉仕していた時、私は疽になったことがありますが、ある日、夜の十時ごろ、“大先生(明主様)がお呼 …

やさしさの中の大自信

 お側で御奉仕していて、ご浄霊をいただいた時など、“こんな身近に……”と、明主様の温か味を全身で感じました。  いつか指にヒョウソが出来た時のことです。三日間ぐらい、痛んで痛んで、夜通し日光殿を歩きまわりました。とうとう …

名刀を光らすも曇らすも心がけ次第

 本数もまだ初めのころのことですが、わたくしたちお側にお仕えしていた者も、明主様から治療(浄霊)をしていただきました。どんなにお忙しくても、よく憶えていて下さって、暇な時に呼んでいただきました。  ところがお側の者の常と …

まるで頭のない人間

 私は人一倍悪いからだをしておりましたので、よく明主様にご浄霊をお願いしました。ある日、『おまえたちは肥溜がたまると、私のところへもってくる。私はそれを掃除し、とってやるのだから、霊的な掃除役だよ』とお笑いになられながら …

『私はいかけ屋のおやじ』

 大森時代、明主様のお側で御奉仕している奉仕者の中には、ずいぶんひどい、半病人のような人が多くて、明主様は、お忙しい中を浄霊されながら、御用にお使い下さったものであります。それでよく奉仕者を浄霊されながら、『私はやかんの …

想念の乱れをすぐ看破

 明主様のお側で御奉仕していた私は、(玉川時代)時々霊に苦しめられて、つらくてたまらないことがよそういう時、よくありました。私は、明主様がお仕事(観音様のご描画など)をしていらっしゃるお部屋へうかがい、「お光をいただかせ …

すっかり浄めつくされて

 私の前の家内は、昭和二十七年二月帰幽しましたが、亡くなる前は大浄化で、ある日明主様に御守護お願いをいたしましたところ、『すぐ連れて来るように』とおっしゃられて、家内を連れておうかがいしました。明主様は、長時間ご浄霊下さ …